象牙材のランクは各販売店によって個々に判断され決められています。
全国共通の規格により定められているものではありません。
そのランクに対する呼び方も当店のようにABCによるものや極上や特上、最高級や高級と様々な名称が付けられています。
ですから、それらの名称によって品質を判断したり比較したりすることは事実上不可能になっています。
ご検討頂く皆様にはご不便をおかけすることをお詫び致します。
当店の象牙材は4つのランクで分けられておりますが、印材の中心に芯を持つことで最もはっきりと分かりやすい芯持ち材であっても
「芯は小さく締まっているか」「比較的小さい牙からしか取り出せない印材なだけに芯の周囲の網目模は美しいか」「色ムラなどの視覚上、気になる点は
見受けられないか」など様々なチェック項目があり、それらを満たす印材は数多くある芯持ち材の中でも極一部しか見つかりません。
A〜Cのランクの印材についても、それぞれのランク内で「網目模様の状態」「色ムラの程度」「アイボリー色の度合い」などいくつかのチェック項目を
満たす最高級印材として納得の出来る個体だけを選出しています。
仕入れては返品し、また仕入れては…と何度も時間をかけて私自身が満足出来る象牙材を集めています。
そのため、仕入れ先ではついつい眉間にしわが寄ることも多々あるようです…