この二つの印鑑に違いをお感じ頂けますか?

ここで2つの印影をご覧ください。

既製品の印影 印影1

私が手を入れた印影 印影2

この2つの印影は同じ既製品の印鑑を捺印したものです。
@は既製品そのままで、Aはそれを私が手直ししたものです。

削ることで整えていますから、太い部分を細くすることは出来ますが、
細い部分を太くすることは出来ないという条件下でどこまで変わるのかを試したものです。


どうでしょうか。
クオリティはまだまだ不十分ですが、@よりAの方が好ましくなりましたでしょうか?


ここで私が施した技術的作業は様々でご説明をするとかなり長くなります。
実に多くの技術が随所で使われています。

しかし、どういう技術をどれだけ駆使したかという事実より大切なことがあります。


それは

「おっ!なかなか綺麗になるんだな」

と心が動いたことです。

この2つの印影サンプルは当店webサイトで開設以来使用していますが、
ご覧になった方から
「現在使っている印鑑を手直しして頂きたいのですが費用はいくらですか?」
という問い合わせを頂くほどの反響がありました。


そのポイントが何なのかお分かり頂けますでしょうか。


それは「感動」なのです。


専門的な知識がなくても、自らの心を捕らえるものに出会うと人は感動をし、惹かれます。


あなたが@かAを選ぶとしたら時間がかかるでしょうか?
そして、その選択は後で後悔するでしょうか。

この視点が何より満足出来る実印や銀行印を手に入れることに繋がるのです。
あまりにシンプル過ぎるようですが「見て好感を持つ」ことが一番のです。

難しい理屈はなくても満足出来ますが、このポイントなしでは満足出来ません。
それはどんな買い物でも共通する決め手でした。



私は39年間この業界で職人として仕事をしておりますが、
このことを教えて頂いたのは師匠や先輩ではありません。


それはお客様です。

お客様からなのです。


お客様から頂いた大切な答えとは